考えさせられる記事、心に響く記事でした。
「もしも、一つだけ願いが叶うとしたら？」がん患者と健康な人に、同じ質問をした結果・・・ | TABI LABO
健康な人とがん患者とでは、願いの中身、質が違うのが明白ですね。前者がおのれの「欲」にとらわれているのに対し、後者はそれをかなりの程度超越してしまっている感があります。
健康な人、まだ死が身近に感じられない人でも「死ぬまでにしたいこと」のリストを作ってみるのは良いことだと思います。ただその際、一から十まで自分の欲求充足を追求していたのではやはり虚しい。せめて一項目だけでも、家族のため・友人のため・地域のため・世の中のためになることを含めたいものです。
健康な人ががん患者と同じ立場に立つというのは、不可能でしょう。でも彼らの話に耳を傾け、「自分がもしそうなったら」と想像することはできるはずです。あるいは、医師や葬送関係者など、日常的に人の死に立ち会っている人たちの話を聴く。それも真剣に。
そうしたことによって、いくらか「健康ゆえの無邪気さ」みたいなものからは脱することができるはずです。
